重要事項の説明、契約の締結

 無事に契約日が決まったら、契約締結前に購入する物件について重要事項の説明を受けます。これはいわば物件の説明書で、必ず宅地建物取引士が説明をします。この重要事項説明書には不動産業者が役所や現場で調査した事実(登記、権利、法律、インフラに関すること)や契約内容等が記載されています。この記載事項は法律で定められているため、各不動産会社共通になります。不明なことがあれば遠慮なく、しっかりと質問をして下さい。
 重要事項の説明後、ほとんどのケースは同日に契約締結を行います。契約書には後で問題にならないように様々な決め事が記入されております。売主様、買主様同席のもと、契約書を読み上げて契約内容に納得したら売買契約書に署名捺印して手付金の授受を行います。住宅ローンを利用する場合は契約内容に停止条件(住宅ローンが通らなかったら契約を白紙解約できるようにすること)を付与します。この時点で売買契約が成立いたします。買主様、売主様にとっておめでたい瞬間ですし、私ども不動産営業マンにとっても喜んで頂き、うれしい瞬間です。なお、所要時間はだいたい2時間前後が多いです。

ローンの本申し込み

 契約締結できましたら、契約前にあらかじめ決めていた金融機関に正式審査の申込みを行います。期限が定められているので、遅れないよう早急に書類を用意して提出します。正式審査には必ず説明を受けて記名押印をした重要事項説明書と売買契約書が必要です。この時点ですでに仮審査が通っていればほぼ問題なく正式審査も通ります。
 正式審査が通るまでの日数は、一般的に仮審査が通っていれば約3週間、仮審査を受けていなければ4週間ほどかかると覚えておくと良いでしょう。最近ではもっと早く審査を通してくれる銀行も多いです。重要事項説明書や契約書に記載された銀行で審査さえ通っていれば、最終的には他の金融機関の商品を選択しても構いませんので、余裕があれば他行でも審査を受けることもできます。

現地の引き渡し前確認

 銀行の正式審査が通るころに現地の確認を行います。土地の境界がしっかり設置されているか確認しましょう。また、新築の場合、売主立会いのもと建物の状態をチェックします。案内等でキズがついていたり、人が作るものなので、戸や窓の調整が良くなかったり、気がつきにくい場所に問題が残っていたりする場合があります。気になる箇所があれば指摘をして、引渡しまでに手直ししてもらいます。
 中古の場合は現況引き渡しになるため省きます。引き渡し後にゴミが残っていないか、基本機能が使用可能かチェックします。土地のみの場合も敷地内にゴミ等がないか確認しましょう。

金銭消費貸借契約の締結

 銀行の正式審査が通ったら、銀行と住宅ローンを借りるための説明を受け契約を結びます。契約時には住宅ローンの内容について説明を受けます。また、手続きに必要な書類も提出します。
 登記費用の軽減処置のために、実情とは異なりますが、先に住所を移転して新住民票を取得して行うのが一般的です。契約者、連帯保証人ご本人の出席が必要です。基本的には金融機関がローンセンターなど土日営業をしていなければ、営業をしている平日に行います。

残金支払いと物件引き渡し

 すべて整ったら、売買代金の残り (手付金を引いた金額) を支払うことで取引完了です。基本的には取引関係者が平日午前銀行に集まって、司法書士が書類を確認した後、銀行に住宅ローンを実行してもらい、売買代金等の授受を行います。鍵を受け取って一連の取引が完了します。
 司法書士はその足で法務局に持ち込み、所有権移転登記の手続きを行います。売買代金等の大きな額は振込で売主様に支払います。この日の前までに自己資金を利用する場合は口座に資金移動をして用意しておく必要があります。

まとめ

 以上が売買の流れになります。一生に一度の方も多いので、分からないことの方が多いと思いますが、しっかりサポートしてもらえる業者を選びましょう。大事になるのは資金計画と銀行の仮審査です。私共でも不動産探しのお手伝いをしておりますので、不動産購入を検討されている方は一度ご相談ください。

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